岸田文雄外務大臣は米国のジョン・ケリー国務長官と電話で外相会談を27日行った。外務省は28日までに概要を発表。24日の潜水艦発射弾道ミサイルの発射を含む最近の北朝鮮による弾道ミサイル発射を強く非難する「国連安保理プレスステートメント」発表を歓迎するとともに「日米同盟を一層強化し、日米韓の安保協力を更に推進していくことで一致した」としている。
外務省によると「日米外相会談で岸田外務大臣は『潜水艦発射弾道ミサイルと考えられる弾道ミサイル発射は明白な安保理決議違反であるだけでなく、日米を含むアジア太平洋地域の安全保障に対する脅威が一層増したとの認識の下、北朝鮮による一連の挑発行動に対し、日米をはじめとする国際社会が厳しく対応することの重要性を強調した』としている。
ケリー国務長官からは「米国は日本を含む同盟国の防衛に対する断固としたコミットメントを改めて確認する旨の発言があり、日米関係や海洋を巡る問題等についても意見交換を行い、連携を強化していくことで一致した」と発表した。(編集担当:森高龍二)