かつて東京・銀座4丁目の交差点に面して最新の日産車などを展示する1963年に建設された「日産ギャラリー」があった。そこに9月24日、日産自動車の新しい情報発信拠点「NISSAN CROSSING(ニッサン・クロッシング)」がオープンする。
東京オリンピックが開催される約1年前の1963年8月から50年以上にわたり銀座で親しまれてきた「日産ギャラリー」は、ビルの建て替えに伴い2014年から休館していた。が、このたび日産ブランドをグローバルに発信する拠点「NISSAN CROSSING」として生まれ変わるというわけだ。
銀座4丁目交差点に面した2階のガラス面にはLEDを組み込み、革新的なファサードが有機的に変化していく「バーチャルファサード」で銀座の街を彩る。
新たに生まれ変わる「NISSAN CROSSING」は「ワクワクする未来のドライビング体験」を届けるギャラリー。ワクワクをもたらす最先端テクノロジーを搭載したクルマの展示は勿論、センターステージでのプレゼンテーションや、大型タッチスクリーンでの情報発信など、クルマと人と社会との新しい関係を体験できる、『ニッサンインテリジェントモビリティ』の発信拠点だという。
これまでの日産車ユーザーの感動や体験、過去から現在そして未来へと紡がれるカスタマージャーニーをシンボリックに表現した「NISSAN CROSSING」の是座員場のテーマは「スパイラル」。この「スパイラル」は季節や時間、イベントに合わせてさまざま表情を変え、動きのある空間を創出する。
従来の建築設計では不可能だった造形を、自動車の設計にも使われる最新のデジタルプロセスを用いることで実現。また、銀座を訪れる人がゆっくり過ごせるカフェやブティックなどのスペースもあわせて提供する。
伝統と革新がせめぎ合い、新たな文化を生み出す街・銀座に、新しいランドマーク「NISSAN CROSSING」がまもなく誕生する。(編集担当:吉田恒)