日韓内政関係者セミナー 5年ぶりに開催

2016年09月04日 17:45

 日韓内政関係者セミナーが2011年以来、5年ぶりに総務省で開かれる。1991年から毎年、地方行政の発展、交流につなげようと開催されていたが、2012年に韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島に上陸したことが原因で両国関係が悪化し、これまで開催されてこなかった。

 今回は韓国側から行政自治部と日本は総務省自治行政局国際室が担当し、日本で開催することになった。日程は5日から6日。高市早苗総務大臣もセミナー終了後に韓国関係者らと面談することになっており、交流や協力関係の強化へ意見交換する予定。

 行政レベルでは今年7月、4年ぶりに中島敏・海上保安庁長官と韓国の海洋警備安全本部トップらによる長官級協議が韓国・仁川で行われ、両国周辺海域における治安の維持と交通安全の確保を図るための両長官間での一層の相互理解・協力推進への議論が交わされた。海域を接する日本・韓国間にとって、海上保安機関同士の緊密な連携は不可欠になっていた。(編集担当:森高龍二)