南スーダンへ行きたい気持ち変わりない 防衛相

2016年09月17日 09:04

 予防のための抗マラリア薬服用によるとみられるアレルギー症状発症のため、南スーダン入りを諦めた訪米中の稲田朋美防衛大臣は16日、記者会見で「現状をしっかりと見ていきたいという思いもあって、何とか南スーダンに行きたいと思っていたわけですが、その気持ちは今も変わりません」と話した。

 そのうえで、南スーダンでPKO活動を続ける現在の自衛隊派遣隊に続き、11月に派遣を予定する『11次派遣隊』に対し、今年施行なった安保法制に基づく『駆けつけ警護』や『宿営地の共同防護』といった新任務を付与するのか、どうかについて、稲田大臣は「任務付与をするかどうか、しっかり見極めていかなければならないと思っている」と答えた。

 稲田大臣は「しっかり安全に任務が果たせる状況にならないと付与するわけにはいかない。駆けつけ警護するための訓練が終わったからといって、任務付与をするかどうかということも、また、大きな決断がいる。そういったことをしっかりと、刻々と変わるものもあるでしょうから、見極めていかなければならないと思っている」と答えた。(編集担当:森高龍二)