足元の為替市場の動きに『憂慮』と菅官房長官

2016年09月24日 09:50

 1ドル100円台の円高の動きに対し、菅義偉官房長官は23日の記者会見で「足元の為替市場には極めて神経質な動きがでてきており、憂慮している」と語った。

 菅官房長官は「G7やG20で確認されているように、為替相場の過度の変動や無秩序な動きについては、経済・金融の安定に対して悪影響を与える」とした。

 菅官房長官は「22日にも、日銀、金融庁・財務省で金融市場の安定を含め市場動向について情報交換した。政府としても、為替市場の動向をこれまで以上に緊張感を持って注視していきたい」と語った。

 また、菅官房長官は「現行のような動きが継続するようであれば、必要な対応をとりたい」と動向を見極めたうえでの関与をうかがわせた。23日も東京外国為替市場は100円99銭から101円丁度(15時現在)と21日比でも「ドル安・円高」になっていた。(編集担当:森高龍二)