自由党の小沢一郎代表は原発再稼働の是非を大きな争点に戦った新潟県知事選挙で、再稼働反対を訴え、日本共産党・自由党・社会民主党が推薦した医師の米山隆一氏(49)が、自公推薦候補に6万票以上の差をつけ、当選したことについて「危機的状況にある現在の日本の民主主義に一石を投じたという意味で、極めて大きい政治的意義を持つものと認識している」との談話を17日までに発表した。
小沢代表は「原発立地県である新潟県で、原発再稼働反対を明確にして戦った米山氏が勝利したことは、明らかに『原発反対』という民意のあらわれ」と強調。
また「先の鹿児島に続き、原発反対派の知事が誕生したことは、安倍政権と与党に対する地方の怒り、抗議が具体的なかたちになったものと考えられる」との受け止めを示した。
小沢代表は「残念ながら完全な体制での野党共闘にはならなかったが、引き続き安倍政権を打倒するという一点において、政権交代可能な野党共闘を積極的に進めるべく、わが党としても引き続き全力で活動していく」と政権奪還へ態勢づくりを進めていく姿勢を強く示した。(編集担当:森高龍二)