自民党の二階俊博幹事長は4日の記者会見で新潟県知事選挙(16日投開票)はじめ、富山県、岡山県の知事選挙(6日告示、23日投開票)、東京10区、福岡6区の衆院補選(11日告示、23日投開票)について「いずれもそれぞれ激しい選挙に段々なってくると思う」とし「必勝を期して対応していきたい。これらの選挙は安倍政権の帰趨を占う重要な選挙という位置づけをしている」と語った。
二階幹事長は「特に新潟県知事選挙は予断を許さない」とし「必勝を期し、できることをやっていく。党役員中心に各議員にもご協力を願って、新潟で一票でも取れる人は派遣するということにしていきたい」と党挙げて支援の姿勢を示した。
新潟知事選挙は共産・社民・生活が推薦する脱原発の野党共闘候補と自民・公明が推薦する候補との構図が鮮明。選挙結果が原発対応に大きな一石を投じることになるだけに、地方自治体首長選挙の域を超え注目を集めている。
二階幹事長は「自民党所属国会議員に限っては、一票でも獲得できる人、一票も獲得できない人はいないわけですから、今現地に入ってもらってしっかりやっていただくということです」と選挙結果が安倍政権、与党に及ぼす影響を強く意識し行動しなければならないとの認識をうかがわせる。(編集担当:森高龍二)