「謙虚な姿勢忘れず対応をと総理から」と二階氏

2016年10月25日 06:52

 衆議院補選が東京10区(豊島区と練馬区の一部)と福岡6区(久留米市など6市町)で23日実施され、東京10区は小池百合子都知事が事実上の選対本部長なみに支援した自民党前職の若狭勝氏(59)=公明推薦=が、また鳩山邦夫元総務相の死去に伴い行われた福岡6区では鳩山氏の次男にあたる鳩山二郎氏=無所属=が当選。自民党は鳩山氏を追加公認した。

 自民党の二階俊博幹事長は23日夜の会見で「東京10区においては東京五輪を控え、小池都知事が最初から選対本部長のつもりで頑張りますということでありましたが、その通り、最後まで先頭に立ってやっていただいた」と感謝した。

そのうえで「自民党は東京都と連携を深くし党勢発展に努力していくことは当然だが、若狭氏におかれても首都東京と私たち党との間の連携とともに、わが国発展に一層のご活躍をいただくことを期待したい」とエールを送った。

また福岡6区については保守分裂の戦いになったことから「大変難しい選挙だった」とした。それでも民進党候補らに大差で勝った。二階幹事長は「東京、福岡での2つの補欠選挙を終えた今、有権者の皆様から『自民党しっかり頑張れ』という激励を頂戴したことを真剣に、真摯に受け止めたい」とした。そのうえで、二階幹事長は「期待に応えるために、謙虚な姿勢を忘れず、しっかり対応していきたい。総理からもそういったお話があった」と語った。(編集担当:森高龍二)