TPP承認案と関連法案などを審議する衆院TPP特別委員会は4日、自民党、公明党、維新の会の賛成多数で強行に可決した。8日にも衆院を通過する見通しとなった。
一方、民進党、共産党、自由党、社民党の4党の国対委員長は同日夕、大島理森衆院議長を訪ね「TPP特別委が不正常な状況で締めくくり総括質疑と採決を行った」とし「決して受け付けないで欲しい」と申し入れた。
民進党の山井和則国会対策委員長は申し入れに対し「大島議長は『決して平穏な状況の採決ではなかったと見ていて思った。このことに関する評価は、今は差し控えたい。今後のことに関しては、今日の本会議をどうするのかということについて議運で話し合っていただいて、それに加えて各党間で議論していただきたい』と答えた」という。
山井国対委員長は「このような乱暴な強行採決が行われたということに強く抗議をし、このことは無効であるということを申し上げたい」と採決は無効と主張した。(編集担当:森高龍二)