TPP 審議尽くし今国会で成立させる 二階氏

2016年10月22日 07:35

自民党の二階俊博幹事長は21日の記者会見で記者団から、TPPを今国会で成立させる意向に変わりないのかと聞かれ「当然、そのつもりだ」と答えた。

 ただ、国会でのTPPの審議については「きょうも安倍晋三総理もおっしゃっておられましたがね、丁寧に、丁寧に、議論を重ねて、もう議論する余地はもうないと、十分、議論をし尽くしたという所まで、やっぱり持って行くといいますか、そういう努力が必要ではないかと。これは総理がおっしゃっておられた。全くその通りだと思います」と審議は尽くすとの考えを、総理発言を紹介して強調した。

 また、山本有二農林水産大臣の強行採決を意識した発言が野党の強い反発を買い、国会が混乱している状況について、二階幹事長は「油断があるのでしょうね。今後、そういうことのないよう全党挙げて、反省の上に立って、対応していきたい。特に公明党の皆さんには、我々一緒に政権を担っておるわけで、大変迷惑をかける。こういうことのないように以後、さらに謹んでやってもらいたいと思っている」と政府ならびに党内議員に慎重な対応をとっていくよう求めた。(編集担当:森高龍二)