TPP会期内成立めざす「もちろん」二階幹事長

2016年11月12日 08:11

 自民党の二階俊博幹事長は11日、役員連絡会後の記者会見で「高村正彦副総裁からのご挨拶は、TPP関連法案は衆議院を通過した。参議院においても国民の皆様にTPPの意義が分かるような審議をお願いしたいということだった」と語った。

また、二階幹事長は「私からは今後、参議院に舞台が移るが、参議院の皆様方におかれても、丁寧の上にも丁寧に、充実した審議を進めていただくようお願い申し上げた」とした。

また、TPPに関して、記者団から、アメリカではTPPからの撤退を明言するトランプ氏が次期大統領にえらばれた。参院で幹事長はどのような審議を望まれますかと問われ「これはもう自民党として先般の国会での閣僚等もそれぞれ答弁をしているわけでありますから、わが党の方針はアメリカがどうなったからといって、それによって右に左に揺れるものではありません」と明確に答えた。

二階幹事長は「自民党は自民党としての考えを貫いていきたい。アメリカの政治動向をまったく無視しているわけではありませんが、我々の党の考え方がいちいち左右に振れるということではありません。予定通り、基本方針通り採決を目指します」と答え、記者団から会期内の成立を目指すということかと聞かれ「もちろん」と答えた。(編集担当:森高龍二)