東日本大震災に遭った農業の経営体の復旧状況について、農林水産省がまとめたところ、被害に遭った3万7700の経営体のうち、7割にあたる2万6400経営体が営農を再開していることが分かった。
一方で、漁業関係では津波被害を含め1万3200経営体のうち、58%にあたる7690経営体が再開できたが、福島県では2%にとどまっていた。
これは今年3月11日現在でまとめたもので、東日本大震災に遭った農業の経営体の復旧状況・県別では岩手県が95%と多くが営農再開に踏み出していたのに対し、宮城県(54%)や福島県(56%)では5割台にとどまる状況だった。
また、津波被害に遭った1万200の農業経営体では4090経営体(40%)が営農再開に漕ぎ着けた状況だった。(編集担当:森高龍二)