田中直紀防衛大臣は10日、北朝鮮が人工衛星を世界のメディアに公開した意図をどう受けとめるかを記者団から聞かれ「意図がどうであれ、北朝鮮が発射を行うことは国連安保理決議に違反している。また我が国をはじめとする地域の平和と安定を損なう恐れがある」として「実施されれば遺憾な状況であり、防衛省としては北朝鮮に関する動向について一層の情報収集・分析に努め、平和と安全の確保の観点から万全を期していきたい」と緊張感をもって対応を続ける考えを示した。
また、破壊措置命令に基づく部隊編成が完了したのを受けて、「発射が予定される期日まで各部隊に訓練を実施してもらう」と語った。(編集担当:森高龍二)