厚生労働省は176万人といわれるフリーターの正規雇用への就職支援を強化するため、9日、正規雇用をめざすフリーターの就職支援を専門的に行う「わかもの支援コーナー」と「わかもの支援窓口」をハローワークなど全国204カ所に設置すると発表した。
これは若者ステップアッププログラムの一環で、ハローワークの一般窓口で行っていた職業相談などを、求職者1人ひとりに専門職員を担当者として充てることにより、一貫して支援することで正規雇用での就職実現を目指すもの。
支援拠点は県庁所在地を中心に設置する「わかもの支援コーナー」(全国50カ所)と、それ以外の市町村に設置する比較的小規模な「わかもの支援窓口」(同154カ所)で、おおむね45歳未満のフリーターを対象に傾注する。
厚生労働省によると平成23年のフリーターは就職環境の厳しさを反映して2万人増え、176万人にのぼっているという。厚生労働省では2020年までに124万人まで減らすことができるようサポートを強化したいとしている。(編集担当:森高龍二)