日中韓首脳会談の年内開催断念、週明け正式表明

2016年12月11日 20:03

 年内の日本での日中韓首脳会談を進めていた日本政府は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する弾劾訴追案が国会で可決し、大統領職務が停止されたことを受け、年内の3か国首脳会談を断念することを決めた。

 韓国の聯合ニュースも11日午後の報道で「韓国の政府当局者は11日、日本、中国との3カ国首脳会談について『準備期間などを勘案すれば、事実上年内に会談を開催することは難しいとの立場を議長国の日本が(外交ルートで)表明した。週明けに公式に発表する』と明らかにした」と報じた。

 また、この韓国政府当局者の話として、聯合ニュースは「日本側は来年のできるだけ早期に開催するとの立場だ」とも伝えている。

 また「韓日中3カ国首脳会談の年内開催が事実上、不可能になったのも、韓国政府は中国側が出席の可否を表明しなかったことが主な原因と説明しているが、韓国の弾劾政局が影響したことは否定しがたい」と報じた。(編集担当:森高龍二)