石破茂元防衛大臣は沖縄名護市東海岸沖の浅瀬に米軍のオスプレイが不時着した事案について、23日のブログで「空中給油中に回転翼が給油ホースと接触して損傷し、飛行が不安定になる中で、人家への影響を避けるために普天間基地への帰投を断念して、海岸に意図的にコントロールして降ろした(落とした)とするならば、損傷の状況如何を問わず『不時着』と評価するべきなのでしょう」と米軍の情報に基づけば、不時着は評価すべき判断であったとの見方を示した。
ただ、そのうえで、石破氏は「オスプレイは従来機とは異なり、回転翼(固定翼モードのときはプロペラ)が大きいため、この種の事故発生の確率は高いと思われ、それをいかに回避するかが今後の焦点となるはず」と議論されるべき課題として提起した。
この案件を含め「日米地位協定の下に設置されている日米合同委員会の中の事故分科委員会が今後どのように機能するのかについて言及がないように思われる」とし、委員会でこの点についても議論されるべきだろうとの考えを示している。(編集担当:森高龍二)