スズキのコンパクトハッチ「スイフト」4代目にフルモデルチェンジ

2016年12月28日 09:49

Suzuki_Swift

フルモデルチェンジした新型スズキ・スイフト。写真はハイブリッドRS(2WD)で価格は169万1280円、トランスミッションはCVTを組み合わせる

 スズキ株式会社は、小型乗用車「スイフト」をフルモデルチェンジして、年明けの1月4日より発売する。

 小型ハッチバック車「スイフト」は、個性的でスポーティなデザインにしっかりしたハンドリングと高い走行性能、取り回しのしやすいコンパクトなサイズ、使い勝手の良さが大きな特徴だ。2004年の発売以来、世界で累計530万を販売しているスズキの主力Bセグメントのコンパクトカーだ。

 ボディサイズは全長×全幅×全高3840×1695×1500-1525mm、ホイールベースは2450mmと非常にコンパクトなボディを持つ。

 今回、フルモデルチェンジを受けた新型「スイフト」は、大胆で躍動感のあるスタイルに進化した。また、歴代スイフトが磨き続けたハンドリング性能のさらなる向上、マイルドハイブリッドや軽量化と高剛性を両立させた新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用、熱効率の向上によって低燃費を追求した1.2リッター自然吸気のデュアルジェットエンジンにより、優れた走行性能と燃費性能を両立したという。1.2リッター自然吸気エンジンの出力&トルクは91ps(67kW)/12.0kg.m(118Nm)とされる。組み合わせるトランスミッションは5速マニュアルとCVTとなる。マイルドハイブリッド車は、この1.2リッターエンジンを3.1ps(2.3kW)/5.1kg.m(50Nm)のモーターがアシストする。

 スポーティモデルの「RSt」には、無鉛レギュラーガソリン対応1.0リッター直噴ターボのブースタージェットエンジンに6速オートマティックを組み合わせ、力強い加速感の得られる動力性能と優れた燃費性能を実現した。ターボエンジンの出力&トルクは102ps(75kW)/15.3kg.m(150Nm)である。

 また、スズキ車初の装備として、単眼カメラとレーザーレーダーによる衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をメーカーオプション設定した。周囲の状況に合わせて自動でハイビームとロービームを切り替えるハイビームアシスト機能も付加した。前走車との距離を一定に保つアダプティブクルーズコントロール(ACC)などもオプション装備とし、安全装備と運転をサポートする機能を充実させている。新型は、すべての面において大幅な進化を実現した。

 新型「スイフト」は個性的なデザインと高い走行性能でスズキのブランドを牽引する代表的なグローバルコンパクトカーとして、まず日本より発売し、今後輸出をはじめ海外での生産・販売を計画している。

 車両価格は、1.2リッター自然吸気エンジン車が134万3520円から161万7840円。マイルドハイブリッドモデルが162万5400円から184万5720円。RStが170万4240円という設定だ。(編集担当:吉田恒)