空中給油「沖縄無視に認める事できない」枝野氏

2017年01月05日 20:52

 民進党沖縄協議会の枝野幸男座長は5日、在日米軍がオスプレイの空中給油訓練を6日から再開することを防衛省が容認したことに「全く県民不在の中での決定で、こうした政府の姿勢が更なる沖縄の怒りを買うことは明らか。党としても沖縄を無視した形で進められた空中給油再開は認めることはできない」とコメントを発表した。

 また「稲田朋美防衛大臣のコメントは『沖縄をはじめ地元の皆様に理解を求めてまいります』となっているが、沖縄の理解を得られるはずはなく、政府が繰り返してきた『沖縄の心に寄り添う』との言葉からは、余りにもかけ離れている」と対応と言葉が矛盾していると問題視した。

 枝野座長は『沖縄の心に寄り添う』と言葉のうえで、寄り添う姿勢を示しながら、実際には「オスプレイを巡る経緯のみならず、基地と沖縄振興のリンクや沖縄振興予算の減額など、安倍政権の沖縄に対する姿勢には強い疑念を抱かざるを得ない」とも提起した。

 枝野座長は「政府は空中給油再開について、いったん立ち止まり、まず沖縄に対する丁寧な説明を行うことを強く求める」と沖縄の人たちへの説明をさきに行うよう求めた。(編集担当:森高龍二)