田中直紀防衛大臣は27日、北朝鮮の人工衛星発射予告を受けて「弾道ミサイル等に対する破壊措置等の準備に関する自衛隊一般命令を発令した」と発表した。これにより「自衛隊はパトリオットPAC-3の具体的な展開候補地の調査を実施する等、必要な準備を行うこととなる」。
田中防衛大臣は「今朝、私と副総理、官房長官、外務大臣の関係4大臣で協議し、認識を共有した。また、省内において、防衛会議を開催し、指示を行った。国民の生命・財産を守るため準備を着実に進め、対応に万全を期したい」と語った。
また、PAC-3の具体的な展開候補地調査として、田中防衛大臣は「沖縄本島、宮古島、石垣島及び首都圏へのPAC-3部隊の展開も念頭に必要な事項について具体的に調査する」と語った。
また、田中防衛大臣は「今週中に安保会議を開く」とし、「月末には沖縄を訪問する」考えも示した。(編集担当:福角忠夫)