安倍晋三総理は21日、米国第45代大統領に就任したドナルド・トランプ氏に「共に手を携え、アジア太平洋の平和と繁栄を確保し、世界が直面する様々な課題に共に取り組んで行くことを楽しみにしています」とする祝辞を贈った。
安倍総理は「21世紀において、アジア太平洋は世界の経済成長の源であり、同時に、その安全保障環境は一層厳しさを増しています」とし、北朝鮮などを意識した内容を書き留めている。
そのうえで「自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値で結ばれた日米同盟の果たす役割はますます重要になっています。日米同盟は我が国の外交・安全保障政策の基軸であり、貴大統領との信頼関係の上に、揺るぎない同盟の絆を一層強化していきたいと思います」と同盟関係への思いを伝えた。
安倍総理は「出来るだけ早く、再び貴大統領にお目にかかり、地域や世界の様々な課題について幅広く意見交換を行い、日米同盟の重要性を世界に向けて発信したいと思います」と思いを強く示し、文脈全てに、日米同盟強化の必要性と重要性を日本が考えていることを滲ませる内容になっている。
安倍総理は20日召集された国会での施政方針演説でも日米同盟について「日米同盟こそが我が国の外交・安全保障政策の基軸である。これは不変の原則です」と語り「できる限り早期に訪米し、トランプ新大統領と同盟の絆を更に強化する考えだ」とアピールしていた。(編集担当:森高龍二)