歓送迎会の予算が増加 今年の歓送迎会と花見の動向発表

2017年03月20日 19:27

画・歓送迎会の予算か_増加 今年の歓送迎会と花見の動向発表

リクルートライフスタイル内に設置された「ホットペッパー外食総研」が、今年春の歓送迎会、花見についてアンケート調査を実施。歓送迎会や花見の参加回数は平年並み。歓送迎会の予算はここ5年間で過去最高という調査結果となった。

 春は別れと出会いの季節。桜が開花し、各地できれいな花が咲く。本格的な歓送迎会、花見シーズンを前に、リクルートライフスタイル内に設置された、外食市場に関する調査・研究機関である「ホットペッパー外食総研」が、今年春の歓送迎会、花見についてアンケート調査を実施し、結果・動向を発表した。

 本調査は2013年より開始され、首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食および中食のマーケット規模を調査する目的で実施。20歳~69歳の男女に対して、インターネットによるアンケート調査を行なった。

 まず、今シーズンの歓送迎会、花見への参加回数の見込みを訪ねたところ、「昨年と変わらない」という回答が歓送迎会で85.4%、花見が88.1%で、回数自体は前年並みと予想。

 歓送迎会の1回1人あたりの想定金額は「3000円~4000円未満」が最も多く28.6%、続いて「5000円~6000円」が28.1%。平均予算は前年比101円増の4006円で、調査開始以来、初めて4000円台となり、過去最高となった。一方、花見の平均予算は前年比23円減の2365円となった。花見では予算が微減しているものの、歓送迎会では予算が増えていることから、景気回復によって財布の紐が緩みつつあるとも考えられる。

 誰と行くかという問いには、歓送迎会は「会社・仕事関係」が最多で35.7%。花見では「友人・知人関係」が最多で21.5%であった。花見は会社のイベントとしてではなく、プライベートとして楽しむという人が多いようだ。一方、「会社・仕事関係」は歓送迎会、花見ともに調査開始以来最少。

 若者の飲み会離れという言葉を耳にすることが多く、飲み会の参加率が低下しているというデータもある。参加回数は前年並で、「友人・知人関係」が最多であることを考えると、プライベートを大切にするというライフスタイルの変遷が背景にあるのかもしれない。(編集担当:久保田雄城)