石破茂前国務大臣は学校法人森友学園への国有地払い下げをめぐる事案について、18日までに「国民のほとんどは『何が何だかよく理解出来ない』というのが実感のように思われる」とブログで発信した。
石破前国務大臣は、そのうえで「政府としては(1)何故今回、国は瑕疵担保責任を負わなかったのか(2)ゴミの除却費用の算定をどのように行ったのか(3)森友学園側が除却を適正に行ったか否かの検証は、どのように行われるのか、などについてわかるように説明しなくてはならない」と政府に説明責任があるとした。
石破前国務大臣は「政府が『委員会ではきちんと説明している』といくら言っても、どんなに説明しても、理解が得られなくては疑問が増すばかりで、説明していないのと同じことになってしまいます」と明快な指摘をしている。
また、自らも「国民に対して得心のいく説明をしたいと思っているが、現時点でその域には達していない。与党議員がこんなことではいけないと自戒を込めて思っている」とも書いている。
石破前国務大臣は「政府を支える立場の与党こそがその責(説明責任)を負わなくてはならず、『自民党は逃げている』という印象を国民に持たれることは断じて避けなくてはなりません」と提起している。(編集担当:森高龍二)