厚生労働省は宮崎市の教育訓練施設ヒューマンライフが運営する介護福祉士合格e-通信講座とケアマネージャー合格e-通信講座の2講座を教育訓練給付制度の講座指定から15日付けで外すと8日発表した。
厚生労働省によると「ヒューマンライフはホームヘルパー2級養成講座の指定期間が平成23年9月30日に終了していることを知りながら講座受講生に対して同年10月2日に講座受講を開始し、今年1月8日に修了した旨を公共職業安定所長に証明する教育訓練修了証明書を1月8日に発行した」としている。1月13日に宮崎県内のハローワークで受講生が受給手続きを行った際に事実が判明したため不正受給はなかったが、教育訓練修了証明書を不正に発行したことに対する措置として、2講座に対する教育訓練給付制度対象講座からの取り消し処分を決めた。
厚生労働省はヒューマンライフが講座受講生に対し給付金の対象にならないことを説明したうえで、給付金相当額の補償を行ったことも公表した。(編集担当:福角忠夫)