「機は熟してきた」改憲へ強い意欲 安倍総理

2017年05月03日 06:20

 総理就任以来、憲法改正を党是として、改憲に強い意欲を示してきた安倍晋三総理は1日超党派でつくる新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元総理)が主催した「新しい憲法を制定する推進大会」であいさつし「もはや憲法を不磨の大典と考える国民は非常に少数になってきたのではないか」と語り「いよいよ、機は熟してきた」と強調。「(憲法施行70周年という)節目の年に必ずや歴史的一歩を踏み出す」と改憲への決意を露わにした。

 また、安倍総理は「改憲か、護憲かという抽象的な不毛な議論から卒業しなければいけない」と護憲派勢力を強くけん制した。

 一方で、安倍総理は自民党の憲法改正草案について「そのまま、憲法審査会に提案するつもりはない」と語り「結果を出すため、汗をかかなくてはいけない」と、衆参ともに3分の2の賛同を得られるための努力をしなければいけないと参加者らに呼びかけた。

また憲法改正に向け、自民党が憲法審査会でリードしていくとの考えも示した。(編集担当:森高龍二)