社会民主党の福島みずほ副党首は4日、安倍晋三自民党総裁(総理)が憲法に自衛隊を明記するとの考えや2020年に改正憲法を施行したい考えを表明したことに「安倍総理は、日本国憲法が禁止する集団的自衛権の行使を安保関連法、戦争法に明記した総理」とし「安倍総理の自衛権には集団的自衛権が入っている。世界でアメリカなどと共に戦争をするということ」と指摘し「憲法9条を変えさせてはならない」とツイッタ―で発信した。
また、安倍総裁が改憲の必要に教育の無償化をあげたことに「教育を無償化するのに、憲法を変える必要は全くない」と指摘。そのうえで「日本国憲法の元でやれること」とし「高校授業料無償化の議論の時も憲法は全く議論にならなかった。教育の無償化を憲法9条も変えるときのダシに使うな!」と怒った。
福島副党首は「教育の無償化を段階的にやったらいい。まずは小学校・中学校の給食の無償化を。要求しても政府は、それすら拒否し続けている」と安倍総裁発言との整合性に疑問を投げた。そして「教育の無償化をやる気なし。教育の無償化に改憲は必要なし。今からでも段階的にやるべし。にもかかわらず、教育の無償化を憲法改悪のダシに利用しようとしている」とけん制した。(編集担当:森高龍二)