民進党の蓮舫代表は3日、都内で開かれた憲法集会であいさつし、「憲法が危機に瀕している」と危機感を滲ませた。
蓮舫代表は「安倍総理は憲法を変えるという。口を開くたびごとに、どこを変えるのかを変えてくる。総理の総理による総理のための憲法改悪には絶対に反対をしなければいけない」と訴えた。蓮舫代表は「憲法は国民の国民による国民のための憲法だ」と強調した。
そして、安倍政権の下で、「基本的人権の尊重、平和主義、国民主権という原則が、今、まさに脅かされようとしている」と呼びかけた。
また、一昨年に政府・与党が強行した安保法制について「憲法解釈を変え、法案10本を一本に束ねて、わずか100時間で強行採決した。違憲の疑いのある法律は、時間が経っても違憲の疑いがある」と安倍政権に立ち向かう姿勢を強く示した。
政府・与党が今国会成立を目指す「テロ等準備罪」創設の法案についても「国会審議をすればするほど、テロ対策ではないということが明らかになっている。今の政権は驕りが過ぎる」と批判した。(編集担当:森高龍二)