自由のライン引き下げる訳にいかない 山尾議員

2017年06月02日 06:16

 民進党の山尾志桜里元政調会長(衆院議員)は安倍晋三総理がテロ等準備罪創設法案の国会答弁で「この法案で捜査機関の躊躇をなくす」などとしたことを取り上げ、31日、開かれた都内での集会で「権力が躊躇をなくしたとき、国民は自由をなくす。だから、この共謀罪を絶対に通すわけにはいかない。私たちがまとまって一致団結し、最後まで戦えば、必ず廃案にできる。そう信じて一緒に戦おう」と強く訴えた。

 テロ等準備罪創設問題に国会で取り組んでいる山尾議員は「偽物のテロ対策のために、自由のラインを引き下げるわけにはいかない」と呼びかけた。

 また「テロ対策というのは偽物だ」と質疑を通して浮き彫りになりつつある、治安維持法的な臭いを指摘し、「法案にはテロリズムの定義もなければ、目的にはテロ対策とも書かれていない」と廃案に向け、ともに戦わなければならないと世論に訴えた。(編集担当:森高龍二)