安倍晋三総理は5日開かれた国際交流会議「アジアの未来」晩餐会でスピーチし、有能な海外の若者が日本に興味を持ち、日本で働き、あるいは日本と取引する企業などで活躍することに期待する旨を語るとともに、受け入れ環境づくりに取り組んでいることを紹介した。
安倍総理は一例として「アジアの各地で3か所くらい拠点を選び、日本語の先生を育てる場所を設ける」「日本語を学ぶアジアの高校生たちに、10か月、日本で暮らせる機会を提供する。規模は今後5年で1000人」と語った。
安倍総理は「一定のポイントを上回る人なら、日本でたった1年働けば、即座にグリーンカードを申請できる。スピードにして世界最高水準」と紹介したほか「ビザの申請もお待たせしない。原則10業務日以内で結果を知らせる」と述べた。
安倍総理は「世界中の元気な若者の、その活力をもっと借りたい。少しでも日本に興味をもってくれる若い人に、日本語の学習から、日本と関係する仕事まで道を開いてお連れする」とし「日本の在外公館やジェトロの事務所には日本で就職したい人が気軽に問い合わせのできる窓口を置くので是非活用いただきたい」とも語った。(編集担当:森高龍二)