藤村修官房長官は28日の記者会見で、野田佳彦総理が閣議後の閣僚懇談会で原発事故による避難者の帰還支援に「政府あげて取り組む必要がある」と閣僚に一層の協力を要請したことを語った。
それによると、野田総理は「避難者の帰還に対する支援は政府の重要課題である」とし「わたし自身、去る24日に佐藤雄平福島県知事から避難者の帰還支援について直接要請を受けている」と語るとともに「福島復興再生特別措置法の早期成立とあわせ、避難者の帰還に向けた支援のための課題についても政府をあげて取り組む」よう協力が要請されたとした。
原発事故に伴う避難者の数は正確に把握されていないが、こうした避難者を含め東日本大震災に伴う避難者数は2月11日現在でも7万人を超えている。(編集担当:福角忠夫)