アウディA3シリーズのホッドハッチ新型「RS 3 Sportback」日本上陸

2017年06月23日 06:11

Audi_RS3

「RS 3 Sportback」は標準のA3に較べ、フロントトレッドは20mm、リヤトレッドは14mm広く、車高は25mm低い。ワイド&ローな迫力あるスタイルとなった。

 アウディ・ジャパンはアウディ A3シリーズのトップモデル「RS 3 Sportback」をモデルチェンジし、受注を開始した。発売は11月となる予定。

 アウディRS 3 Sportback は、Audi R8やRS 6など、アウディのハイエンドスポーツモデルを手がけるAudi Sport GmbHが開発したAudi A3シリーズのトップモデル。

 搭載する新開発の2.5リッター直列5気筒TFSIエンジンは、最高出力294kW(400ps)、最大トルク480Nmを発揮する。これは市販モデルに搭載する5気筒エンジンとしては世界でもっともパワフルだ。アルミ合金製のクランクケースとしたことで、エンジン単体の重量は従来比26kg軽量化した。これに7速Sトロニックトランスミッションとクワトロフルタイム4WDシステムを組み合わせ、絶大なトラクション性能を獲得した。

 同時にホイールセレクティブトルクコントロールなどインテリジェントな電子機構によりクルマの旋回能力が向上よりスムーズで安定したハンドリング性能が得られたという。

 一方、燃費性能も高く、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)で100km走行あたり8.3リッター(12.0km/リッター)という低燃費を実現した。

 エクステリアでは、ハニカムメッシュの専用シングルフレームグリルを備え、グリル下部には左右のエアインレットを結ぶブレードを装着して、そこに「quattro」のロゴを配した。標準モデルと比較するとフロントトレッドは20mm、リヤトレッドは14mm広くなり、それに伴いホイールアーチが外側へと張り出している。車高も25mm低く、よりワイド&ローな迫力あるスタイルとなった。

 またインテリアもスポーティかつエレガントで、上質なブラックナッパレザーを採用したスポーツシートを標準装備する。インフォテイメントシステムにおいてもナビゲーション、バング&オルフセン・サウンドシステム、そしてメーターパネル内に設置された12.3インチの液晶ディスプレイにスピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲーションシステムをはじめとする情報を表示できる専用のRS-View機能付きバーチャルコックピットを標準装備している。

 アウディRS 3 Sportbackは、最新安全技術とアシスタンスシステムも搭載している。対向車や前走車に眩しさを感じさせないハイビームモードを持つマトリクスLEDヘッドライトやアウディプレセンス、アクティブレーンアシスト、サイドアシスト、トラフィックジャムアシスト、リヤクロストラフィックアシストなど、アウディが開発した最新のアシスタンスシステムをフルレンジで標準搭載。安全対策や快適性の面でも、時代をリードするコンパクトカーの1台となっている。価格は767万円である。(編集担当:吉田恒)