アウディ・ジャパンは、Audi A5/S5 Coupé、Sportback、Cabrioletの各モデルをフルモデルチェンジして受注を開始した。クワトロフルタイム4WD の新型Audi A5/S5 Coupé、Sportbackは4月下旬より発売を開始する。新型Audi A5/S5 Cabrioletと今回新たに設定されたFWD(前輪駆動)の新型Audi A5 Sportback 2.0 TFSI、Sportback 2.0 TFSI sportは7月下旬から発売を開始するとした。
今回、発売となった第2世代Audi A5/S5の各モデルは、「美しさとスポーティな走りと実用性の融合」という2007年に発表された初代のコンセプトを守りながら、その性能に磨きをかけたモデルだ。
2007年3月のジュネーブ・ショーでデビューした初代Audi A5 Coupéは、美しいスタイリングで成功を収めたモデルだ。デザインだけでなく、4シータークーペとしての完全な実用性、スポーティな運動性能と快適性を両立させた走り、細部まで精密で高品質な造りによって高く評価された。
2年後にはCabrioletとSportbackをラインナップに加え、Audi A5 Sportbackは、Audi A5 Coupéの美しさ、ステーションワゴンの機能性、そしてセダンの快適性を兼ね備えるユニークなモデルとして評価された。2010年から販売が始まった日本でも、Audi A5シリーズの過半数が、Sportbackである。
今回発売の新型には、新たなテクノロジーを惜しみなく投入することで、安全性や効率、また現代のクルマに求められる運転支援システム、コネクティビティ、そしてインフォテイメントの機能などを大幅に向上させている。
2ドアのCoupé、多様性を兼ね備える4ドアクーペのSportback、そして電動開閉式ソフトトップのCabrioletという、3つのボディバリエーションを揃えたモデルラインアップが魅力だ。いずれも力強く躍動感あふれるデザインとスポーティな走行性能。そして機能性を兼ね備えている。
今回、発表された各モデルのうち、新型に新たに設定したFWD(前輪駆動)2モデルAudi A5 Sportback 2.0 TFSIとAudi A5 Sportback 2.0 TFSI sportには、190ps(欧州仕様参考値)を発揮する新開発の2リッター TFSIエンジンが搭載される。
一方、quattroフルタイム4WDシステムを採用したAudi A5 Sportback 2.0 TFSI quattro sport、Audi A5 Coupé 2.0 TFSI quattro sport、そしてAudi A5 Cabriolet 2.0 TFSI quattro sportの3モデルには、252ps/370Nmを発揮する高性能版2リッターTFSIエンジンが搭載される。
いずれも組み合わせるトランスミッションは、7速Sトロニックだ。同排気量エンジン比較で、最大出力+41ps、トルク+20Nmほど出力&トルクがアップ。0-100km/h加速は、わずかに6.0 秒である(欧州参考値)。燃費効率も16.5km/リッターを達成し、先代(13.6km/リッター)比で21 %改善した。
また、スポーツモデルのAudi S5 Coupé、Sportback、Cabrioletの3モデルには、354ps/500Nmの強力なパワーを誇るターボチャージャー付き3リッターV6 TFSIエンジンが搭載され、クワトロフルタイム4WDと8速ティプトロニック・トランスミッションを組み合わせる。
価格の一部を紹介すると、A5 Sportbackが546.0万円から686.0万円、A5 Coupéが686.0万円、S5 Coupéが913.0万円となっている。(編集担当:吉田恒)