民進党、日本共産党、自由党、社会民主党は28日、東京都議選自民党候補の応援演説で「防衛省・自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いをしたい」と語り、後に発言を撤回した稲田朋美防衛大臣を罷免するよう安倍晋三総理に対し要求することを決めた。罷免要求書は自民党の竹下亘国対委員長を通して行うとしている。
罷免要求は4党代表名で出される。理由では「稲田防衛大臣の発言は公職選挙法及び自衛隊法に違反する発言で、到底看過することはできない」。また「自衛隊を私物化し、政治利用するかのごとき発言を軽々に行うような人物を防衛大臣の要職にとどめることは断じて許されない」としている。
稲田大臣の罷免要求と合わせ、野党4党代表は「安倍総理の任命責任を問うため、直ちに予算委員会の閉会中審査に応じること」。合わせて「日本国憲法第53条に基づき、速やかに臨時国会を召集するよう」求める。(編集担当:森高龍二)