北が4日発射のミサイル「ICBM級」と防衛相

2017年07月08日 08:09

 稲田朋美防衛大臣は7日の記者会見で、北朝鮮が4日に発射した弾道ミサイルについて「飛翔高度・距離等を踏まえれば、最大射程が少なくとも5500kmを超えるとみられることからICBM級の弾道ミサイルであると考えている」とした。そのうえで「詳細を現在、分中だ」とした。

 稲田大臣は「米韓はじめ国際社会と緊密に連携しながら高度の警戒態勢を維持し、国民の安全確保に万全を期して行く」と強調した。

 また、日米同盟全体の抑止力・対処力の強化について「一層強化し、地域の安定化に向けたわが国の意思と能力を示していくことが重要だ」とし「米国のマティス国防長官とも認識を共有した。自衛隊と米軍は日本海における米空母2隻との共同訓練や米空軍爆撃機と航空自衛隊戦闘機との共同訓練なども行ってきている。これらの共同訓練は日米同盟全体の対処力・抑止力を強化し、地域の安定化に向けたわが国の意思と高い能力を示すものであると考えている」と述べた。(編集担当:森高龍二)