北朝鮮のICBM級ミサイル発射など朝鮮半島情勢が緊迫する中、韓国・聯合ニュースは韓国政府消息筋の話として「韓米両軍が、今月中旬に朝鮮半島周辺で、米原子力空母2隻と韓国軍による『合同訓練』を行う方向で検討中であることが分かった」と3日までに伝えた。
「米空母2隻が5月末に朝鮮半島近海で韓国軍と合同訓練してから約70日で再び派遣されるのは、北朝鮮が先月末の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の『火星14』発射に続く新たな挑発を行う可能性に備えたものと受け止められる」との見方を示している。
韓国軍などの見方として、北朝鮮が再びICBM級ミサイルの発射や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験、6回目の核実験を行う可能性が高いとみていることを背景にあげている。
参加する米軍空母について、聯合ニュースは「予想されている空母はロナルド・レーガンとカール・ビンソンで、この2隻は5月末と6月初めに朝鮮半島東の東海や近海で韓国と日本とそれぞれ合同訓練を行った空母」としている。
北朝鮮政策では日米韓での連携強化が確認されており、日本が合同訓練に参加するのかも含め、改造内閣で3日就任する防衛大臣、外務大臣の対応にも関心が集まる。(編集担当:森高龍二)