安倍総理 閣僚懇で「3日に内閣改造したい」

2017年08月02日 08:05

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菅官房長官は新しい内閣について「引き続き、経済再生を最優先に、安全保障環境が厳しさを増す中で、国民の安全、安心と平和な暮らしを確保するなど、安倍政権が掲げる政策を前に進めていく内閣になると思う」と述べた

菅義偉官房長官は1日、閣議後の記者会見で「閣僚懇談会で、安倍晋三総理から(現内閣が)発足して3日で丸1年を迎える」としたうえで「3日に、内閣を改造したいと考えている。新たな布陣の下、国民の皆様と共に各般の政策を更に力強く前に進めていく考えなので、よろしくお願いしたい、という趣旨の発言があった」と語った。

 菅官房長官は新しい内閣について「引き続き、経済再生を最優先に、安全保障環境が厳しさを増す中で、国民の安全、安心と平和な暮らしを確保するなど、安倍政権が掲げる政策を前に進めていく内閣になると思う」と述べた。

 菅官房長官は現内閣発足から1年を迎える中で、この1年を振り返って、どう評価するかと記者団に問われ、経済最優先に取り組み、雇用創出に成果を上げてきたことや日米関係を盤石なものにし、国民の平和と安全を守ってきたことなどを実績としてあげた。

 一方で「(国会での)政府の説明が二転三転するなど、国民の皆さんの政府への不信を招いたことも事実だと思っている」と学校法人加計学園の獣医学部新設を巡る疑惑に対して、政府の説明が国民の不信を招いていることを認める受け止めを示した。

 政府への不信では学校法人森友学園への国有地払い下げに伴う8億円の値引き問題、南スーダンPKO活動に参加した自衛隊の「日報」隠ぺい問題、テロ等準備罪処罰法創設時の国会答弁などなど、解決されていない問題が多い。

 菅官房長官は「これからも、何か、ご指摘を頂ければ、その都度、真摯に説明責任を果たしていくことが重要だと思う」と語った。(編集担当:森高龍二)