靖国参拝「勝手な思いで突っ走らない」総務相

2017年08月07日 08:10

 野田聖子総務大臣は4日の記者会見で、終戦記念日に靖国神社を参拝するのか、記者団に聞かれ「私は、祖父の友人が靖国神社にいるよということで、3歳くらいから毎年、祖父と一緒に参拝している。家族行事ということで毎年続けている」と語ったうえで「郵政大臣の時も、確か内閣府特命大臣の時も靖国の方に行かせていただいている」と語った。

 そのうえで野田大臣は「しかし、今回に関しては、しっかりと様々な情勢を鑑みて、今、とても大切な、自民党にとっての時期ですので、自分勝手な思いで突っ走らないように、やはり慎重に考えてまいりたい」と述べた。

 政治活動のように周辺国にも、国内にも発信するようなことにならないよう、慎重に判断していくとの姿勢をみせた。靖国参拝では日報問題で引責辞任した稲田朋美前防衛大臣の動向も、周辺国への影響から見て、慎重な行動が求められている。

 一方、女性活躍社会についての記者団の質問には、女性が活躍しやすい環境づくりを率先する意味からも「自らも含め、多くの幹部職員がテレワーク・デイを増やしていく中で、多くの女性たちの手本になれればと思う」と率先してテレワークを活用するなどの考えを示した。(編集担当:森高龍二)