慰安婦問題 求められる賢明で慎重な言動

2017年08月16日 07:18

 慰安婦を象徴する少女像のレプリカが14日からソウル市内の路線バスに載せられた。30日まで運行するという。日本大使館付近を走行する際には慰安婦を描いた映画「鬼郷」に登場する民謡「アリラン」も流しているという。

 またソウル市内の清渓広場には少女像のミニチュア500体が韓国挺身隊問題対策協議会などの手で展示されたと聯合ニュースが写真付きで伝えた。

 菅義偉官房長官は14日のBSフジの番組で「日米韓で北朝鮮問題に対応しなければならない時に、極めて残念だ」とした。菅官房長官は「互いに約束(日韓両国政府の合意)に基づいて、実行に移していくことに尽きる」と断じた。

 佐藤正久外務副大臣も「菅官房長官も、この質問に答えるのも嫌だったのでは?開いた口が塞がらない!韓国で慰安婦像を乗せた路線バスが走行」とツイッターでつぶやいた。

 韓国内では慰安婦を象徴する少女像の新設が相次いでおり、市民らのこうした活動の活発化が日韓関係に悪影響を及ぼすことを懸念する声が出ている。日韓両国国民の親日感情、親韓感情を嫌日、嫌韓に変えてしまいかねない過度な動きは「未来志向の日韓関係、両国国民感情」に水を差しかねない。賢明で慎重な言動が求められる。(編集担当:森高龍二)