日産、コンパクトモデル「ノート」をマイナーチェンジして発表

2017年09月03日 14:31

Nissan_NOTE

今回のマイナーチェンジに合わせ、追加設定したスポーティでスタイリッシュな新グレード「ブラックアロー」、写真はe-POWERメダリスト・ブラックアロー、価格は240万0840円

 日産ノートは、昨年11月に新しい電動パワートレーン「e-POWER」を追加し、好調な販売を続けている日産のリーディングモデルだ。シリーズ型ハイブリッド方式を採用し、100%モーター駆動らしい力強くスムーズな加速性能と優れた静粛性、アクセルペダルの踏み戻しだけで加減速を意のままに操作できる新感覚の走行モード「e-POWER Drive」は、高い評価を得ている。

 今回のマイナーチェンジでは、高速道路などでの長距離ドライブ時にドライバーの運転負荷を低減する「インテリジェント・クルーズコントロール」や、意図せず走行車線を逸脱しそうな場合に車線内に戻す操作を支援する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」を新たに採用するとともに、「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ」の性能も向上させた。

 また、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」は、新たにフロントカメラと連動させることで、約25km/hまで作動車速域を広げ、前方の歩行者に対しても作動するよう、e-POWERのグレードにおいて性能を向上させました。

 さらに、先行車や対向車のライト、道路周辺の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」を一部のグレードを除き標準採用した。

 これら先進安全技術の充実により、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進している安全運転サポート車(セーフティ・サポートカーS)のワイドに対応した。

 また、今回の基準車の変更に準じ、「ノートNISMO」シリーズも、あわせて仕様を向上させて10月17日より発売する。

 日産は、安全かつ持続可能な社会の実現を目指すことを目的とした「ニッサン インテリジェント モビリティ」の取り組み推進しており、クルマの「電動化」「知能化」に向けた技術開発を行なっている。地球温暖化やエネルギー問題、交通事故や渋滞など、クルマが関与する社会課題の解決を目指す。e-POWERをはじめ、今回の仕様向上で採用した「インテリジェント・クルーズコントロール」、「インテリジェントLI」などは、まさに「ニッサン インテリジェント モビリティ」を具現化した技術だ。

 さらに、今回のマイナーチェンジに合わせ、スポーティさを強調したスタイリッシュな新グレードである「ブラックアロー」を追加設定しました。「ブラックアロー」は、ルーフやドアミラー、アウトサイドドアハンドルのブラック化に加え、ダークメタリック塗装の15インチアルミホイールを採用し、引き締まったスポーティなエクステリアデザインとなっている。インテリアは、内装トリムをブラック化し、シートやドアトリムクロス、フィニッシャー類を専用カラーとしました。エクステリアのブラックルーフの採用と併せて、知的でクールなインテリアを表現した。

 この秋にはノートの派生モデルとして存在感のある内外装で「ノート」のアクティブ感をより演出した新しいSUVテイストの「クロスギア」も追加設定する予定で、ラインアップの拡充を図る。(編集担当:吉田恒)