日経平均前場939円安 売り先行も下値では買い戻し、方向感探る展開続く

2026年06月11日 11:38

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東京株式市場で日経平均株価は前場に大幅安となったものの、下値では買い戻しも入り売り買いが交錯。方向感を探る展開が続いています。

今回のニュースのポイント

11日午前の東京株式市場で日経平均株価の前場終値は、前日比939円75銭安の63,239円52銭となりました。寄り付きから売りが優勢の展開となり一時は大きな下落をみせたものの、その後は下値圏での買い戻しが入って下げ幅を縮小しています。外国為替市場でドル/円相場が1ドル=160円505銭付近の円安水準で推移するなか、市場では売り買いが交錯し、後場に向け方向感を探る展開となっています。

本文
 東京株式市場の日経平均株価は、前日の米国株安の流れを引き継いで前場は売りが先行する展開となりました。前場終値は前日比939円75銭安の63,239円52銭での引けとなっています。取引開始直後から幅広い銘柄に売り注文が広がり、一時は節目の62,500円を下回る大幅な下落を記録する場面もありました。しかし、下値では買い戻しや押し目買いが入り、前場の後半にかけては一転して下げ幅を縮小する底堅さも観測されました。

 前場は下値では買い戻しやショートカバーが入り下げ幅を縮小した一方、戻り局面では利益確定売りや戻り待ちの売りが上値を抑えました。積極的な買い上がりは限定的で、売り買いが交錯する展開となりました。

 こうした株価の動揺に対し、外国為替市場におけるドル/円相場は1ドル=160円505銭近辺で推移しています。直近の円安基調に大きな変化はなく、円安水準で推移するなか、株式市場を一段と下押しする要因にはなっていません。為替相場の動向を背景に、株式市場の参加者の間では足元の国内企業業績や、今晩の海外市場の動向、地政学リスクの進展といった複合的なマクロ材料を冷静に見極めようとする様子見姿勢が広がっています。

 午前中の相場で特徴的だったのは、パニック的な一方向への売り一色の展開には至らなかった点です。下値では買い戻しが入り売り一辺倒の展開にはならなかったものの、積極的な買い上がりも限定的な展開でした。後場も売り買いが交錯し、市場は方向感を探る展開が続きそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)