核軍縮進展のための賢人会議、秋に広島で初会合

2017年09月04日 07:07

 外務省は今年11月27日と28日に核軍縮の実質的な進展のための賢人会議の初会合を広島市で開催する。河野太郎外務大臣が1日の記者会見で発表した。

 河野大臣は「この会合が被爆地・広島で開催されるということは誠に意義深いと思っている」とし「核兵器国と非核兵器国の対立が深まる中、両者の橋渡しを日本がしようということで岸田文雄前外務大臣がイニシアチブを取られた会議。有識者による実りある会合になることを期待したい」と述べた。

 特に、河野大臣は賢人会議が被爆地・広島で開かれることの意義を強調。「また、岸田前外務大臣が核兵器国と非核兵器国の間の橋渡しをしっかりやろうと,そのために日本は何ができるのかということを考えていこうということで、この会合を、いわばイニシアチブを取られたわけですから、広島を第1回目の会合場所にするというのは非常に適切と思っている」とした。

 河野大臣は「核兵器国と非核兵器国、また非核兵器国間でも様々考え方に差が出ているが、やっぱり同じ方向を向いていけるよう、日本がどうイニシアチブを取れるかということをしっかり考えていける会議にしていきたい」とした。

 あわせて河野大臣は「第27回国連軍縮会議が11月29日と30日に広島市で開催されるが、会議の成功に向けて最大限努力したいと思っている」と述べた。(編集担当:森高龍二)