「(多様性)社会の確立」と矛盾する小池方針

2017年10月04日 06:30

東京都の保坂展人区長は3日のツイッターで、希望の党代表の小池百合子都知事の「永住外国人への地方参政権付与には反対」との姿勢に「小池氏が新党設立を表明した際に示した『ダイバーシティー(多様性)社会の確立』との矛盾が問われそうだ」と指摘した。

 一方で枝野幸男元官房長官が「立憲民主党」設立表明記者会見を開いたことに「立憲民主党の滑り込み結成を決めた枝野幸男さんの決断に心から拍手を送り、これからの実りある政策論議に、積極的に加わりたいと思います」と能動的にかかわっていく姿勢を明確にした。

 枝野氏は2日の記者会見で、小池百合子率いる希望の党から出馬を希望しない人たちの受け皿となり、かつ、国民の生活の安心・立憲主義・民主主義・自由な社会をしっかり守るための新党『立憲民主党』を結成する、と発表した。また「安倍政権の暴走に歯止めをかける大きな役割を果たしていく」「自民党、安倍政権に対し、最も力強く戦う集団をめざす」と決意を示した。

 枝野氏の会見の模様に「もの凄くわかりやすい。真摯だ。丁寧だ。イメージでごまかしたりしていない。情報の共有に勤めている。これが本来の記者会見の質疑応答だ」とのコメントも。(編集担当:森高龍二)