菅元総理は立憲民主党、岡田元副総理は無所属

2017年10月03日 06:00

 菅直人元総理は枝野幸男元官房長官が立ち上げた「立憲民主党」について「原発ゼロを明確にし、行き過ぎた自由競争による格差拡大に歯止めをかけ、若者も高齢者も安心できる日本を作り上げることを目標とする新党だ」と期待し、自らも、この党に参画する意向を示している。

 一方、岡田克也元副総理(元民進党代表)は、2日、今回の総選挙は無所属で挑む考えをブログに書いた。理由については(1)自民党に対抗する政党は「保守からリベラルまで幅広く取り込んだ存在でなければならないと考えている。保守二党では、健全な政権交代可能な政治にはなりません」と希望の党が「保守党」であること。

 (2)二つ目は安全保障での認識の違い。岡田氏は「集団的自衛権の行使容認は憲法違反の疑いが強いと主張してきた。自身が代表時代に行われた参議院選挙では党の公約でもあった。希望の党代表の小池百合子さんは集団的自衛権行使に賛成の立場。また、消費税引き上げについても反対している。その他、小池さんの政策は私とはかなり違う」とした。

 (3)そして、希望の党に移ることができない人々が、約70名いる。結果的に置き去りにしてしまうことにならないか。代表経験者として責任を感じている、とした。

 岡田氏は「総選挙最大の目的は、安倍一強政治の打破。あくまで戦う相手は自民党であり、希望の党ではない」「今回の選挙では自身の判断で、希望の党、無所属、今後の動きによっては新党の候補者たちを、党派を超え、全国に応援に行く。あくまで人物本位で考えている」と発信した。(編集担当:森高龍二)