社会民主党の福島みずほ副党首は「今日(10日)のフジBSプライムニュースで、希望の党の松沢成文さん(参議院議員)は、選挙後、大連立の可能性があると述べる」とツイッターに書き込んだ。
そのうえで「自民党と希望の党が大連立するのであれば、自民党政治を変えることにはならない」と指摘。「政権交代どころか自民党政治の強化ではないか」と書き込み「憲法改正、安保関連法・共謀罪容認など政策に違いはない」と改憲、安保、共謀罪では自公政権と同じグループだとした。
確かに、この点では「自民、公明、希望、維新、こころ」対「立憲民主、日本共産、社民」の対立になる。憲法9条に限っては、公明は「多くの国民は現在の自衛隊活動を支持しており、憲法違反の存在とは考えていない」として自衛隊をわざわざ憲法に明記することには慎重。希望は憲法に規定すれば防衛省との関係で自衛隊が上になるのではないかと疑問視。自民党の安倍晋三総裁は「自衛隊を憲法に規定する際、文民が自衛隊を指揮するシビリアンコントロール(文民統制)も明記する」考えを示している。
共産は「単に存在する自衛隊を憲法上追認するだけではない。『後からつくった法律は、前の法律に優先する』というのが、法の一般原則(後法優先の原則)。9条2項(戦力不保持・交戦権の否認)を残したとしても、別の独立した項目で自衛隊の存在理由が明記されれば、2項が空文化=死文化することは避けられない」と反対している。(編集担当:森高龍二)