原口元総務相 自民候補を制し、当選

2017年10月24日 06:09

希望の党が総選挙立候補党公認時に安保法制や憲法改正へ賛成などの同意をさせることに、民進党が目指したものとは違うと無所属で戦った原口一博元総務大臣(佐賀1区)が小選挙区での当選を果たした。

 原口氏は「感謝、感謝です。草の根の絆で広げて頂いた。私の勝利ではなく、皆様の勝利」と述べ「平和で豊かな社会をつくっていく」との思いを語った。原口氏は「平和で温かく、真心のある政治の先頭に立ちたいと訴えてきた。戦いは今、始まったばかり。

 原口氏は「民進党の仲間が3つ(立憲民主党・無所属・希望の党)に分かれている。皆さんとよく話し合っていきたい。また今回、野党共闘して頂いているので、立憲主義・民主主義・平和主義の観点から大きな座標軸をつくっていきたい」と述べた。

 選挙事務所での応援者からの祝辞では「佐賀県1区では安倍政権にストップをかけることができた」との言葉が飛び、ひときわ大きな拍手が起こった。佐賀1区は原口氏と自民党公認、公明推薦の岩田和親氏との事実上の一騎打ちとなり、原口氏が2万6千票の差をつけて当選を果たした。(編集担当:森高龍二)