日産、売れ筋ミニバン「セレナ」に「e-POWER」を搭載し、モーターショーに出展

2017年10月25日 06:25

Nissan_Serena

「第45回東京モーターショー2017」に出展する「日産セレナe-POWER」ハイウェイスター(参考出品車)

 日産自動車は10月24日、シリーズ型ハイブリッド車で、日産で新世代電動パワートレインと呼称する「e-POWER」を搭載した「セレナe-POWER」を、「第45回東京モーターショー2017」(一般公開日:10/27~11/5)で公開すると発表した。

 日産の思惑では、「Nissan“e-POWER”は、従来の駆動方式とは一線を画す新しい電動パワートレインで、昨年11月にマイナーチェンジした「ノート」に初搭載したシステムだと強調する。これが奏功し「日産ノート」の販売は、2017年第三四半期まで絶好調だ。

 搭載するガソリンエンジンにより発電し、その電力を利用してモーターの力で走行する、このハイブリッドシステムは、さまざまなシーンや走行環境において、100%モーター駆動で走行し、力強くレスポンスの良い加速と、優れた静粛性を実現している。

 今回、参考出品車とし東京モーターショーで公開する「セレナe-POWER」は、「セレナ」が支持されている室内の広さや使い勝手の良さ、乗り心地の快適性に加えて、モータードライブの楽しさと優れた燃費性能、そして、クラスを超えた高い静粛性を実現するモデルだという。

 エクステリアには、フロントグリルに「e-POWER」の象徴であるブルーのアクセントを施し、専用LEDテールランプや、空力特性に優れたデザインの専用アルミホイールなどのパーツを採用。先進性溢れるエクステリアデザインとしたとしている。

 また、インテリアにもブルーアクセントを施し、2列目シートにはキャプテンシートを採用。快適性と余裕ある移動空間を両立した。

 加えて、従来の「セレナ」で好評の“レベル2”の高速道路同一車線維持運転支援技術「プロパイロット」を搭載している。今回、東京モーターショーに出展する「セレナe-POWER」は、2018年春に発売する予定だという。(編集担当:吉田恒)