前原氏行為は党紀違反、代表辞任しなければ困る

2017年10月26日 05:52

 民進党の小西洋之参院議員は25日、外国特派員協会で記者会見し、民進党が保有している政党交付金を希望の党に持っていくことができるかどうかについて、専門家の視点から説明し「できない」と結論づけるとともに「前原誠司代表は党紀に反し暴走している。国会召集日前に代表を辞任して頂かなければ困る」と断言した。

 小西議員は「無所属で当選した党籍のある議員にも出席頂き、両院議員総会を開くので、そこで前原代表に辞めて頂き、新代表を首班指名するように目指したい」と述べた。

 小西氏は、民進党は数十億円の政党交付金を保有しているが、前原代表が希望の党に持って行くことを望む場合は民進党を解散し、前原代表のグループが希望の党と合併する方法がある。しかし、解散そのものが民進党綱領に反するとともに、政党助成法の趣旨にも反し、憲法にも違反することとなり、認められないとした。

 民進党に交付されている政党助成金は民進党の政治活動のために交付されたものであり、政治活動は民進党の綱領に基づくものでなければならない。綱領には「立憲主義を断固として守る」ということが書かれているが、希望の党は(違憲立法の)安保法制を容認するとしており、これに反するとした。(編集担当:森高龍二)