LEXUSは、10月28日から一般公開された東京ビッグサイトで開催される「第45回東京モーターショー2017」で、実用化を見据えた自動運転技術を提案するコンセプトカー「LS+Concept」を世界初公開した。
LEXUSは交通事故死傷者ゼロを目標とし、「統合安全コンセプト」に基づく先進技術を積極的に投入し、普及を図ってきた。また、安全でスムーズな移動体験と運転の愉しさの提供を目的として、最先端の自動運転技術開発に取り組み、2020年代前半には一般道での自動運転を実現する「Urban Teammate」を実用化することを目指す。
「LS+Concept」は、モーターショーの1週間前に新型に生まれ変わったばかりのフラッグシップセダン「LEXUS LS」の将来像を示すコンセプトカーで、最先端技術を搭載したのが大きな特徴だ。先進的かつ威厳のあるデザイン、2020年の実用化を見据えた自動運転技術の搭載など、LEXUSの先見性を象徴するモデルとして開発した。
将来のLSを示唆するコンセプトカーとして、LEXUSのデザインフィロソフィー「L-finesse」に基づいた次世代デザインの方向性、フラッグシップとしての威厳ある表情を創出している。
また、大型グリルシャッターにより冷却性能と空力性能を両立させ、より大胆に進化したスピンドルグリル、一部の光源にレーザーを用いた灯火類や電子アウターミラーなどにより、LEXUSの先見性も表現した。
自動運転技術の開発が、安全、スムーズ、自由に移動できることを追求。具体的には、2020年の実用化を見据えた自動運転技術「Highway Teammate」を採用し、自動車専用道路において入口ランプウェイから出口ランプウェイまで自動走行することを可能としている。
実際の交通状況に応じて車載システムが適切に、認知・判断・操作することで、自動車専用道路での合流、レーンチェンジ、車線・車間維持、分流などを実現するシステムだ。
クルマとデータセンターを通信でつなぎ、ソフトウェアを更新することで機能の追加を図るほか、道路や周辺データなどのビックデータを用いて学習させた人工知能(AI)により、高性能な自動運転を実現するとしている。
なお、噂の域を出ないが、次期「LEXUS LS」には、パワーユニットに燃料電池(FC)を搭載したモデルもラインアップするとも……。(編集担当:吉田恒)