日本政府は米・トランプ大統領が訪韓した際、韓国政府が大統領歓迎夕食会に慰安婦被害者を招待したことや竹島(韓国の呼称では独島)沖でとれる「独島エビ」を使った料理が出されたことについて、外交ルートで抗議したが、韓国・聯合ニュースは韓国の林聖男(イム・ソンナム)外交部第1次官が10日、国会外交統一委員会で「メニューや行事が話題になることは誰も予想していなかった」と外交的意図がなかったことを説明したと報じた。
林外交部第1次官は報道によると「メニューや行事の内容は儀典に関する部署で検討される」と説明したうえで「このようなメニューが話題になることは誰も予想していなかった」と述べたとしている。
「独島エビ」については韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官も9日の記者会見で「夕食会のメニューと出席者は諸般の要素を総合的に勘案し決定したもので、これについて(日本が)問題を提起するのは適切ではないとみている」と語っていたことが報じられている。すでに外交ルートで日本政府にも伝えられているが、外交的な意図をもって行ったものではないことを改めて示した格好。(編集担当:森高龍二)