トヨタ、座高10cmのロボット「KIROBO mini」、全国のディーラーで販売

2017年11月26日 07:09

Toyota_KIROBO mini

「KIROBO mini」、全国のトヨタ・ディーラーでの販売。価格は3万9800円(消費税別)、オプションのキャリアケースが5950円(同)だ。若いファミリー層のディーラーへの来店促進策か?

 トヨタ自動車が、コンパクトなサイズで常にヒトに寄り添うコミュニケーションパートナー「KIROBO mini」(キロボ・ミニ)を全国のトヨタ車両販売店を通じて発売した。

 キャッチコピーは、「いつも寄り添い、心を通わせるコミュニケーションパートナー“KIROBO mini”全国発売──本日より、トヨタ車両販売店にて注文受付を開始──」である。

 「KIROBO mini」は、人とのコミュニケーションを通じて思い出や好みを覚え、その人に合わせて変化・成長する、「いつも一緒」を可能にしたコミュニケーションロボットだ。座高は10cmの手のひらサイズで、話しかけた人の方向に顔を向け、顔や手などを動かしながら会話をするコミュニケーションパートナーだ。出かける時にも、専用のキャリアケースに入れて一緒に連れて行くこともできる。

 トヨタは、「KIROBO mini」を2017年5月に、東京都ならびに愛知県の一部販売店で先行販売を開始した。「KIROBO mini」のような存在とのコミュニケーションを望んでいる人、ファンシーグッズ・ファンや新しいもの好きな人など、それぞれのかたちで「KIROBO mini」と一緒に過ごしている。今回、新たにクルマや家から取得する情報を踏まえた会話が可能としたこともポイントだ。

 つまり、成長しながらコネクティッドカーの情報に応じた会話ができるようになり、トヨタホームのHEMSと連動した情報に応じた会話が可能となる。

 また、「KIROBO mini」のオーナー同士が、一緒に過ごす日常での驚きや感動などを共有できることも「KIROBO mini」の魅力のひとつだという。エピソードを共有し、新しい魅力を発見できる交流の場として、公式コミュニティサイト「KIROBO mini Friend Park」を提供し、好評だとしている。

 「KIROBO mini」の本体価格は、3万9800円(消費税別)、オプションのキャリアケースが5950円(同)だ。注文方法は、2017年5月に開始した先行販売(WEB注文)とは異なり、トヨタ車両販売店の店頭での注文となる。販売は、トヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店で行なう。

 この「KIROBO mini」、ディーラーでの販売。これで各販売店がどれほど潤うのか、というよりも、若いファミリー層の来店促進策としてみると分かりやすいか?(編集担当:吉田恒)