福井県知事が大飯原発3、4号再稼働に同意

2017年11月28日 06:31

 福井県の西川一誠知事は27日、福井県おおい町にある関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に「地域の為になる」などとして、同意の意向を示した。地元おおい町と町議会、県議会が同意していることから、地元同意の現行解釈では再稼働に地元の同意を得たことになる。

 関西電力は同日「福井県知事より大飯発電所3、4号機の再稼動についてご判断をいただいた。県原子力安全専門委員会の評価、おおい町や県議会のご意志、総理大臣や経済産業大臣から示された国の方針などを総合的に勘案してご判断いただいたものと考えており、深く感謝を申し上げます」とのコメントを発表した。

 また「引き続き、原子力発電の安全性をたゆまず向上させていくとの強い意志と覚悟のもと、安全最優先で大飯発電所3、4号機の再稼動に全力で取り組んでいく」としている。関西電力は来年4月までに3号機(1月~)4号機(3月~)を再稼働させたい意向。(編集担当:森高龍二)